底地の問題点4:収益性が低い

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底地の問題点4:収益性が低い

底地はアパート等の投資不動産と比べると、収益性が低く、事業性としての価値が低い不良資産になっている現状があります。

アパートの賃料収入と、駐車場を運営した場合の賃料収入と、底地の賃料収入を比べると、いかに底地の収益性が乏しいかということがわかります。

収益性の比較例

(例)大田区の住宅地に100坪の土地を所有している場合

経営方法 賃料 月収 年収
アパート経営の場合 70,000円×15部屋 105万円 1,260万円円
駐車場経営の場合 30,000円×15台 45万円 540万円
貸宅地の場合 800円×100坪 8万円 96万円

底地の収益性が低い要因として、地代の安さが挙げられます。
元来、地代は家賃より低く設定されている上に、定期的な地代の改定が行われなかったために、経済情勢や税金の変動に見合わない安い地代のままで貸しているケースが多くみられます。

それならば、収益性を上げる為に、地代を値上げすればいいのでは?と思うかもしれませんが、借地借家法で借地人の権利は手厚く保護されているので、地主は借地人に対して強い要求をするのが難しく、値上げは思うようにいかないことが多いようです。

底地の悩み問題 解決方法

A:借地の明渡しを要求する

地代を滞納されている。勝手に建て替えされてしまった地主さんにおすすめです。

B:借地人に地代の値上げを交渉する

相場より地代が安くて悩んでいる。土地を手放したくない。地代収入を増やしたいとお考えの地主さんにおすすめです。

C:借地人から借地権を買い取る

借地人が転居を考えている。借地人が建て替えを考えている。借地権を買い取る余裕資金がある地主さんにおすすめです。

D:底地と借地権を交換する

貸宅地の敷地面積が比較的大きい。借地人が建て替えを検討している地主さんにおすすめです。

E:借地人に底地を売却する

底地を換金化したい。借地人と交渉ができる関係。将来の相続を視野に入れて底地を手放したいと考えている地主さんにおすすめです。

F:底地と借地権の共同で売却する

借地人が転居を考えている。借地人が建て替えを考えている。借地人と交渉ができる関係の地主さんにおすすめです。

Z:底地を業者に売却する

借地人との交渉が面倒くさい。出来るだけ早く売却したいと考えている。底地を多く所有していて借地人の数が多い地主さんにおすすめです。

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