F:底地と借地権の共同売却
借地人と協力して借地権と併せて第三者へ共同で売却する方法です。
底地は収益性・流動性が低いので、底地だけで売却しようとすると、売却先が借地人もしくは底地買い業者と極端に限定されますが、底地と借地権を一緒に売却すれば、買う側からしてみれば、完全所有権なので、時価での売却がみこめます。
売却先は不動産業者だけでなく、一般の人も考えられます。売却利益は権利割合で配分するのが一般的なようです。
この場合は、借地上に自宅がある借地人は引越しをしなくてはいけないので、タイミングが鍵といえるでしょう。
- メリット
- 高値での売却が見込める
- 借地人に底地を買い取る資金がない場合でも可能
- デメリット
- タイミングが合わなければ成立しない。
- 借地上に自宅がある借地人は住み替えが困難
- 借地人の同意・協力が必要